【速報】山野ホール貸し出しイベントの法令違反は何が問題なの？

大人気声優・花澤香菜さんのファンイベントとして予定されていたファンクラブイベントの会場・山野ホール（東京・代々木）が、法令上の問題があり使用できないことから、急きょ渋谷ファースト（渋谷）へ会場変更されたことで世間がざわついているみたいですが、いきなり変更された理由について気になったので調べてみました。

1 山野ホール貸し出しイベントが中止
2 イベント中止の法令違反は何？
- 2.1 可能性①建築基準法
- 2.2 可能性②消防法
3 ネットの反応
4 まとめ

山野ホール貸し出しイベントが中止

12月7日に予定されていたファンクラブイベント「ディスティネーション竜宮城☆」の会場が急遽変更になりました。当初予定されていた東京・山野ホールでの開催が難しくなり、東京・ベルサール渋谷ファースト2Fに変更されることが発表されました。

今回の変更は、山野ホールの法令上の問題によるものです。利用者の安全を最優先した結果、会場の変更が必要となったようです。楽しみにしていた場所での開催が叶わなくなったことに、戸惑いや残念な気持ちを抱えている方もいるでしょう。

イベント中止の理由や法令違反とは何なのでしょうか。

イベント中止の法令違反は何？

山野ホールは、山野美容専門学校の付属施設として運営され、美容や保健、福祉、医療などの分野でのイベントや講演、セミナーの開催に適した多目的ホールです。
山のホール

しかし、法令上の問題により、一般公衆への貸し出しを中止することとなりました。具体的な法令違反の詳細は公表されていませんが、利用者の安全確保の観点からこの決定が下されたと報じられています。

可能性①建築基準法

12月のファンクラブイベントやライブが山野ホールで開催予定だったファンの皆さん、会場変更のお知らせに驚いた人も多いですよね。「どうして急に？」と疑問を抱えている方に、少し詳しく話をしたいと思います。

山野ホールは地下にある施設。だからこそ、いくつかの問題が指摘されていました。

まず一つ目が換気設備の不足です。地下って自然な空気の流れが生まれにくい場所。新型コロナウイルスが広がって以降、換気性能への要求がぐっと厳しくなりました。建築基準法では、施設の規模や用途に応じた換気量がしっかり定められています。つまり、空気の循環が不十分だと、どうしても感染症リスクが高まってしまうのです。

そして二つ目は排煙設備の問題。地下で火災が起こると、煙が上に抜けにくく、ホール内にこもりやすくなります。避難するためには排煙設備がしっかり機能しないといけません。設備が古かったり、機能が不十分だと、安全に避難することが難しくなります。これは建築基準法で定められた「防火・避難」の基準に関わる重要なポイントです。

こういった理由が重なって、山野ホールでのイベントは安全確保のために急遽中止せざるを得なかったのかもしれません。

可能性②消防法

この決定の背景には消防法に関する安全上の問題があったようです。地下施設ならではの難しさが影響しているので、少し詳しくお伝えします。

まず、地下ホールにとって一番重要なのが避難経路の確保です。火災や緊急時には、すみやかに外に出られる経路が必要不可欠。非常口が少ない、通路が狭い、避難誘導灯が見えづらい、なんてことがあると、大勢の人がパニックになり、避難が困難になります。こうした状況は消防法の基準を満たしていない可能性があります。

次に考えられるのが防火設備の不備。スプリンクラー、消火器、火災報知器といった防火設備が正しく配置され、作動することが絶対条件です。もしこれらの設備が古くなっていたり、配置が適切でなかったりすると、万が一のときに安全が守れません。

さらに重要なのが火災時の避難訓練や安全対策です。公共施設としてホールを一般に貸し出す場合、火災時にどのように避難誘導するか、その体制が整っていることが求められます。避難訓練が実施されていない、スタッフが緊急時の対応に不慣れといった状況では、大きなリスクが伴います。

こういった問題が指摘されると、安全面での懸念からイベント開催が難しくなるのは仕方のないことなのかもしれませんね。

ネットの反応

会場を突然使用不可にできる法令上のなんたらはそうそうないはずなので、やっぱり消防法関連かなーイベントごとにとって最も強い権力は消防。。。

花澤香菜さんも酷い目にあってるというか、貸せるから契約結んで貸してるのに前日になって会場側から法令満たしてませんから貸せませんないだろー

— シンタ (@sinta34) December 7, 2024