女優として独自の存在感を放つりょうさんと、ロックバンド「BRAHMAN」のボーカルTOSHI-LOWさん。そんな異色の2人が、なんと“交際0日”で結婚したってご存じですか?芸能界でもひときわ注目を集めたこの電撃婚には、思わず「どういうこと?」と首をかしげたくなるような背景があるんです。さらに、夫婦としての歩みや、子どもたちとの暮らし、現在のTOSHI-LOWさんの活動まで、知られざる素顔がちらほら。
今回は、そんなりょうさんとTOSHI-LOWさん夫婦の“ちょっと不思議で、でもすごく素敵な”関係性に迫ってみました。
目次
女優りょうと旦那・TOSHI-LOWの結婚
りょうさんとTOSHI-LOWさんが結婚を発表したのは、2003年4月1日。エイプリルフールの発表だったこともあり、当時は「本当に?」と驚いた人も多かったはずです。
でも何より注目されたのは、その結婚が“交際0日”だったということ。実はこのふたり、もともと長年にわたって信頼を築いてきた親しい友人同士だったんです。
りょうさんは、当時家族の看病に心を砕いていた中で、TOSHI-LOWさんがそっと寄り添い支えてくれたことが、結婚を決意する大きなきっかけになったと語っています。恋愛感情というよりも、深くて静かな信頼。だからこそ、交際をすっ飛ばして結婚を選ぶという、型破りな決断ができたのかもしれません。
そして結婚後は、なんと2年間の“試用期間”を設定。お互いに役割や暮らし方のすり合わせをしながら、関係性を育んでいく姿勢にも、りょうさんらしい芯の強さと丁寧さが感じられます。恋から始まるのではなく、人として信頼し合った先に結婚があったふたりの関係は、ちょっと不思議で、とても素敵ですね。
TOSHI-LOWのプロフィール
TOSHI-LOWさんは、1974年11月9日生まれ、茨城県水戸市出身のミュージシャン。
名前を聞けば、ロックバンドBRAHMANの熱いボーカリストとして思い浮かべる方も多いかもしれませんね。1995年にBRAHMANを結成して以来、日本のパンク・ロックシーンの第一線を走り続け、エネルギッシュなライブパフォーマンスで多くのファンを魅了してきました。
でもTOSHI-LOWさんの魅力は、ステージの上だけにとどまりません。BRAHMANに加えて、OAUというアコースティック寄りのバンドでもボーカルと弦楽器を担当し、細美武士さんとのユニット「the LOW-ATUS」ではまた違った音楽の世界を見せてくれています。パンクやハードコアにフォークやレゲエの要素まで融合させるそのスタイルは、ジャンルに縛られない“伝える力”を持っていて、聴く人の心を深く揺さぶるのです。
また、TOSHI-LOWさんは歌詞に強いこだわりを持ち、社会問題や震災支援などにも真摯に向き合ってきたことで知られています。彼が主宰する「幡ヶ谷再生大学」は、被災地支援の場として立ち上がったプロジェクト。ミュージシャンという枠を超えて、社会とつながり、人の痛みと向き合う姿勢には、静かな尊敬の念を抱かずにいられません。
幼少期には家業の食品加工工場でアルバイトをしていたというエピソードからも、地に足のついた人柄が伝わってきますよね。デビューから30年近く経った今も、音楽と向き合うその姿勢は変わらず、むしろますます深みを増しているようです。
ライブでの爆発的なパワー、心に突き刺さる言葉、そして社会と真摯に向き合う眼差し。そのすべてがTOSHI-LOWさんという存在を形づくっていて、だからこそ多くの人が彼の背中を追いかけ続けているのかもしれません。今後の活動にも、ますます目が離せませんね。
交際0日婚の理由は?
りょうさんとTOSHI-LOWさんが出会ったのは、今からさかのぼること1996年
。当時から長年の友人として関係を築いてきた二人ですが、その友情はただの付き合いではなく、人生の節目で何度も支え合ってきた深いものだったようです。7年間という時間の中で、お互いの価値観を理解し合い、信頼関係はじっくりと育まれていきました。
そんな二人の間に変化が訪れたのは、りょうさんのご家族に起こった出来事がきっかけでした。実は、りょうさんの実兄が病に倒れ、余命宣告を受けたという衝撃的な現実に直面したのです。心身ともに追い込まれる日々の中で、精神的な支えになってくれたのがTOSHI-LOWさんでした。
この出来事をきっかけに、りょうさんは人生について深く考えるようになり、あらためてTOSHI-LOWさんの存在の大きさを実感するようになります。そして、交際を経ることなく「この人と家族になろう」と決意。2003年、まさに“交際ゼロ日婚”という異例の形で二人は結婚しました。
突然のように見えるこの結婚ですが、その土台には7年かけて築かれた信頼と優しさがあったのです。大切な人の支えになりたいという純粋な思いが、かたちとなって結びついたこの夫婦の絆は、まさに“友達以上、恋人未満”からの最上のパートナーシップと言えるかもしれませんね。
子供は何人いる?
りょうさんとTOSHI-LOWさんの間には、2025年現在で19歳になる長男と、13歳の次男がいます。ふたりのお子さんは、それぞれ2005年7月と2012年4月に誕生しており、りょうさんが公私ともに輝き続ける一方で、家庭ではしっかり“ママの顔”を見せてきたことが伝わってきますよね。
実は、りょうさんは長男と一緒にCM『ビスコ』で共演を果たしたこともあるんです。共演時は長男がまだ1歳ほどの頃で、その初々しい姿に「こんなに愛されてるんだな」と心がほっこりした方も多いのではないでしょうか。現在は顔出しこそしていないものの、長男はすでに成人目前、次男は中学生ということで、2人ともすっかり成長しています。
そんな中、話題になったのがTOSHI-LOWさんの「鬼弁」こと、超個性派お弁当!見た目は“雑”、だけど愛情だけは誰にも負けないスタンスで作られたお弁当は、SNSでも大反響を呼び、ついには書籍化までされるほどの人気ぶりに。TOSHI-LOWさんは「見た目より中身」とばかりに、子どもたちが本当に食べたいものを中心に詰め込み、豪快なパパ弁スタイルを貫いています。
りょうさん自身は、子どもたちのプライバシーを大切にしており、名前や詳しい学校名は非公開のままですが、芸能人の子どもたちが多く通うことで知られる「和光学園」が有力視されています。幼稚園から大学までエスカレーター式に進学できる学校として知られており、教育方針も自由で個性を大切にする校風なので、りょうさん夫婦の子育てスタイルとも相性が良さそうです。
仕事と家庭を両立しながらも、親としての責任や愛情をしっかり持ち、家族での時間を大切にしているりょうさんとTOSHI-LOWさん。そんなふたりの子どもたちは、きっと自然体でたっぷりの愛を受けながら育っているのでしょうね。
TOSHI-LOWは現在何してる?
2025年は、TOSHI-LOWさん率いるBRAHMANにとって、まさに節目の年。バンド結成から30周年という大きな節目を迎え、ファンにとっても、メンバーにとっても、忘れられない一年になりそうです。
まず話題を集めたのが、2025年2月26日にリリースされたフルアルバム「viraha」。なんと7年ぶりのオリジナルアルバムです。この「viraha」という言葉には、ヒンディー語で「離れて初めて知る、大切な存在」という意味が込められていて、TOSHI-LOWさんの死生観や仲間との別れなど、深く心に残るテーマが詰め込まれています。一曲一曲がまるで人生の断片のように響き、聴く者の胸を打つ作品となっています。
アルバムリリースを受けて、2025年3月からは全国ツアー「BRAHMAN tour viraha」もスタート。各地のライブハウスやホールをめぐり、長年支えてくれたファンと直接音を交わすこのツアーは、まさにBRAHMANの原点に立ち返るような熱い旅でもあります。
そして、ファンが心待ちにしているのが、2025年11月に控える千葉・幕張メッセ国際展示場でのスペシャルライブ。これはかつて行われた20周年記念ライブ以来の大規模イベントとなりそうで、30年分の想いがぶつかり合うような熱気あふれるステージになることは間違いありません。
TOSHI-LOWさんは今回の活動を通じて、改めて「それぞれのメンバーが、自分の楽器や音にまっすぐ向き合うことの大切さ」を語っています。だからこそ、今回のアルバムやライブでは、今まで以上に鋭く、そして繊細なBRAHMANの音が鳴り響いているのです。
30年経っても、いや、30年経ったからこそ、まだ進化を止めないBRAHMAN。その熱量と誠実な音楽が、2025年をきっと特別な一年にしてくれることでしょうね。
りょうと旦那・TOSHI-LOWの夫婦仲
りょうさんとTOSHI-LOWさんの結婚生活は、まさに“信頼と対話”で育まれてきた関係そのものです。2003年に「2年契約」というユニークな形でスタートした結婚ですが、その仮契約(!?)はとっくに更新され、2025年でついに結婚22年目を迎えました。当初は、あくまでお互いのペースを大切にしようという意図から始まったこのスタイル。でも、月日を重ねるうちに、おふたりは自然と“家族”という絆に深く根を下ろしていったのです。
SNSやテレビなどで、りょうさんが見せてくれる日常には、いつも笑顔と温かい空気が流れています。特にTOSHI-LOWさんと協力して子育てをしている様子からは、まるで長年連れ添った友人同士のような、リラックスした空気が感じられます。りょうさん自身も「家に帰るとホッとする」と語っており、家庭こそが自分の帰る場所だと実感しているようです。
一方のTOSHI-LOWさんも、父として、夫として、全力投球。注目を集めたのは“鬼弁”と呼ばれる彼のお弁当づくり。奇をてらった豪華な食材ではなく、子供たちが心から喜ぶようなジャンクフードやラーメンをあえて選ぶというスタイルに、彼らしい優しさがにじみます。そのひとつひとつが、家族を思う時間になっているんですよね。
TOSHI-LOWさんのそんな姿勢は、音楽活動にもリンクしていて、「今できることを、今やる」という生き方が、家庭の中でもきちんと息づいています。おふたりが築いた“夫婦のかたち”は、決して特別でも派手でもないけれど、丁寧に向き合ってきたからこそ、22年経った今も揺らぐことがないのでしょう。
りょうさんとTOSHI-LOWさんの夫婦関係からは、「夫婦は時間をかけて、対話を重ねて育っていくもの」だと、改めて気づかされるのではないでしょうか。
りょうのプロフィール
りょうさんは、凛とした美しさとどこかクールな雰囲気をあわせ持つ日本の女優・ファッションモデル。1973年1月17日生まれで、出身地は埼玉県鳩ヶ谷市(現在の川口市)。本名は宮田ゆみ子さん(旧姓:佐藤)で、身長は165cm。趣味は意外にも手芸というギャップも魅力のひとつです。
りょうさんが芸能界入りしたのは15歳のとき。原宿でスカウトされたことをきっかけに、モデルとして活動を開始しました。芸名は当初「涼」と表記していたものの、後にひらがなの「りょう」に変更。この柔らかい響きが、どこか彼女の芯の強さと優しさを表しているような気もしますよね。
女優としてのデビューは1996年。木村拓哉さん主演の名作ドラマ『ロングバケーション』への出演が転機となりました。その後も『ラストクリスマス』『サプリ』など数々の人気作品に出演。映画では『双生児-GEMINI-』で主演を務め、見事に高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞。りょうさんの演技には、セリフの少ないシーンでも感情が伝わってくるような静かな迫力があります。
そして2003年には、ロックバンドBRAHMANのボーカリスト・TOSHI-LOWさんと結婚。二人の男の子のママでもあり、家庭と仕事のバランスをしなやかに取りながら、ずっと第一線で活躍し続けているところも素敵ですよね。
出演作品も実に幅広く、ドラマ『コード・ブルー』『名前をなくした女神』『まれ』などでは、それぞれ異なるタイプの女性をリアルに演じ、母としての顔やキャリアウーマンの顔まで多彩に表現。映画では『西の魔女が死んだ』『フード・ラック!食運』など、深い余韻を残す作品にも出演しています。
実はりょうさん、歌手としても活動していた時期があり、1996年には資生堂のCMソング「HINTS OF LOVE」をリリース。この楽曲を聴いて「あ、この声りょうさんだったの!?」と驚いた方もいるかもしれませんね。
さらに舞台では、劇団☆新感線の「髑髏城の七人」などにも出演し、女優としての表現力を磨いてきました。声優としても活動しており、ディズニー&ピクサー作品『バズ・ライトイヤー』の日本語吹き替えではアリーシャ役を担当。その落ち着いた声がキャラクターに命を吹き込んでいました。
モデルから女優、そして歌手や声優まで、多彩な顔を持つりょうさん。どんな役を演じても自然体で、それでいて目が離せない存在感。年齢を重ねるごとにますます魅力を深めている、まさに“憧れの女性像”そのものですね。
りょうの現在の活動と今後
2025年、りょうさんの女優としての存在感がますます輝きを増しています。まず注目したいのが、TBSのドキュメンタリー風ドラマ『イグナイト -法の無法者-』への出演。この作品でりょうさんが演じるのは、浅見涼子という役どころ。タイトルからして緊張感漂うこのドラマで、りょうさんがどんな表情を見せてくれるのか、今から期待が高まります。
さらに、舞台にも大きな話題が。2025年は劇団☆新感線の44周年という節目の年。その夏秋公演『バサラオ』にりょうさんが出演することが発表され、舞台ファンの間でも大きな注目を集めています。新感線といえば、独特のエネルギーと世界観で知られる劇団。その舞台に立つりょうさんの姿は、また新しい一面を見せてくれるはずです。
りょうさんはこれまでも、映画『双生児-GEMINI-』で高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、映像作品でも高く評価されてきました。映画やドラマ、そして舞台まで、どんなフィールドでも存在感を放つりょうさん。静かに燃えるような芯の強さと柔らかな表情のギャップが、多くの人の心を惹きつけてやまないのでしょう。
2025年も、そんなりょうさんの活躍から目が離せません。スクリーンでもステージでも、自分らしさをしなやかに表現するその姿に、改めて惹きこまれる人も多いのではないでしょうか。
まとめ
■ りょうとTOSHI-LOWの結婚
結婚は2003年4月1日、“交際0日婚”として話題に
もともと7年間の親しい友人関係から信頼を築き、結婚へ
兄の余命宣告という出来事をきっかけに決意
結婚当初は「2年契約」の試用期間を設けてスタート
■ TOSHI-LOWのプロフィール
1974年生まれ、茨城県水戸市出身のミュージシャン
ロックバンドBRAHMANのボーカリストとして活躍
OAUやthe LOW-ATUSなど複数のプロジェクトにも参加
社会問題への意識が高く、幡ヶ谷再生大学を主宰
■ 子どもは何人?
長男は2005年生まれ(2025年で19歳)、次男は2012年生まれ(13歳)
長男とはCM『ビスコ』で共演経験あり
学校は「和光学園」の可能性が高いとされている
TOSHI-LOWの作る「鬼弁」がSNSでも話題に
■ TOSHI-LOWの2025年の活動
BRAHMAN結成30周年記念の年
7年ぶりのアルバム『viraha』を2025年2月にリリース
全国ツアー「BRAHMAN tour viraha」を3月から開催中
11月には幕張メッセで記念ライブも予定
■ 夫婦仲について
結婚22年目を迎えた現在も仲睦まじく、協力し合う関係
TOSHI-LOWの鬼弁や家庭参加で絆がより深まっている
りょうは「家に帰るとホッとする」と家庭の安らぎを語る
夫婦関係を丁寧に育んできた理想のパートナー像を体現
■ りょうのプロフィール
1973年生まれ、埼玉県出身。本名は宮田ゆみ子(旧姓:佐藤)
15歳でスカウトされモデルデビュー、後に女優へ転身
『ロングバケーション』『サプリ』『まれ』などに出演
歌手活動や舞台、声優にも挑戦し幅広い才能を発揮
■ 2025年の活動
TBSドラマ『イグナイト -法の無法者-』に浅見涼子役で出演予定
劇団☆新感線の舞台『バサラオ』にも出演決定
映画・ドラマ・舞台の全てで活躍を続ける現役バリバリの女優