世界に誇る日本のファッションデザイナー、コシノヒロコさん。数々のコレクションで時代を彩ってきたその華やかなキャリアの裏側には、実はファッション界で活躍する娘たちの存在がありました。長女の小篠由佳さんと次女の小篠ゆまさん、それぞれが母親とはまた違った個性で自分の道を切り拓き、今や“コシノ一族”として注目を集める存在に。
では、そんなコシノヒロコさんの娘たちは一体どんな人物なのでしょうか?母と娘のクリエイティブな関係性と、それぞれの知られざる素顔に迫ってみたいと思います。
目次
コシノヒロコの子供は2人の娘がいた!
コシノヒロコさんといえば、日本のファッション界を代表するレジェンド的存在。その華やかなキャリアは今も色褪せることなく、多くのファンを惹きつけていますが、実はご家族もまたファッション業界で輝く才能を発揮しているのをご存じでしょうか?
まず注目したいのが、長女の小篠由佳さん。1981年に株式会社ヒロココシノに販売員として入社したのち、現場を知り尽くした実力派として経営にも深く関わるようになり、現在は社長としてブランドの最前線をリードしています。母であるコシノヒロコさんの美学を継承しつつ、時代の空気を取り入れた新しい風を吹き込む存在なんです。
そして次女の小篠ゆまさんも、負けず劣らずの注目株。ファッションデザイナーとして独自ブランド「ユマコシノ」を展開し、女性らしさとエネルギーあふれるデザインで幅広い世代の支持を集めています。ゆまさんの作品には、着る人の内面から力を引き出してくれるような魅力がありますよね。
このように、母・コシノヒロコさん、長女・小篠由佳さん、次女・小篠ゆまさんと、三世代にわたってデザインという仕事に情熱を注いでいるコシノ家。その関係性はまさに、家族でつくり上げたアートのよう。互いに影響し合いながら、それぞれがしっかりと独立した道を歩んでいるところもまた魅力です。
日本のみならず、世界にも影響を与えているこのコシノ家。彼女たちの作品には、時代を超える強さと美しさ、そして深いメッセージが込められています。これからも、どんなクリエイティブで私たちを驚かせてくれるのか、目が離せませんね。
コシノヒロコの長女は小篠由佳
この投稿をInstagramで見る
コシノヒロコさんの長女は小篠由佳さんですが、一体どんな人物なのでしょうか?
次の章ではその人物像について深掘りしていきたいと思います。
小篠由佳のプロフィール
小篠由佳さんの歩みは、まさにコシノヒロコさんのDNAを受け継ぐキャリアそのもの。1981年、神戸松蔭女子学院短期大学を卒業後、すぐに株式会社ヒロココシノに入社。最初は販売員として現場に立ち、実績を重ねながらキャリアを着実に積み上げていきました。1988年には大阪営業を担当するようになり、1991年には広報室長に就任。その後、取締役として経営の中枢にも関わり、2016年にはついに社長の座へ。まさに、現場もトップも経験してきたオールラウンダーといえる存在です。
神戸松蔭女子学院短期大学で培った教養や視野の広さは、ファッションをビジネスとして展開していく上でも大きな武器となりました。母であるコシノヒロコさんとはまた違う視点でブランドを見つめ、現代的な感性を取り入れながら、新たな風を吹き込んでいる小篠由佳さん。その存在が、今のヒロココシノを支える柱のひとつになっているのは間違いありません。
小篠由佳の夫や子供は?
小篠由佳さんのご家族について気になっている方、多いのではないでしょうか。特にファッション界の第一線で活躍し、母であるコシノヒロコさんとともにブランドを牽引する姿を見ると、そのプライベートにも自然と関心が集まりますよね。
ですが、2025年5月時点で小篠由佳さんの夫やお子さんに関する情報は、公には一切明かされていません。これだけ注目を集める存在でありながら、私生活についてはしっかりと守られているようです。その姿勢からは、仕事とプライベートをきっちり分けたいというプロ意識の高さもうかがえます。
もしかすると、家庭という大切な居場所をそっと守りながら、表舞台では母と肩を並べてブランドを育てているのかもしれません。だからこそ、ますます彼女の人柄に惹かれてしまうのではないでしょうか。
今後、もし新しい情報が入れば、そのときにはまた改めてご紹介していきたいですね。
小篠由佳の現在と今後
小篠由佳さんが描くこれからのビジョンには、ますますの挑戦と広がりが詰まっているようです。長い歴史を持つ「ヒロココシノ」というブランドを、より多くの人に届けるため、プレタポルテだけでなく、「トランク」「ビス」「プルミエ」、そして妹である小篠ゆまさんのブランド「ユマコシノ」との連携も強化していくとのこと。ブランド同士の垣根を越えたコラボレーションによって、新しい層のファンにも響く展開が期待されます。
さらに、今後はクチュールライン(オーダーメイド)にも力を入れていく方針で、よりパーソナルで上質なファッションの提案にも注力していくそう。そして注目なのが、「ヒロココシノ」の世界観をファッションの枠を超えて、ライフスタイル全体に広げていくという新たな試み。小篠由佳さんのプロデュースによる新企画や、自身の名前を冠したアイテム展開も構想されており、今後の動きから目が離せません。
時代に合わせてブランドを進化させながらも、根底にある上質さや品格を大切にし続ける小篠由佳さんの姿勢に、ますます注目が集まりそうですね。
コシノヒロコの次女は小篠ゆま
コシノヒロコの次女は小篠ゆま
さんという方です。次の章では次女である小篠ゆまさんの人物像について深掘りしていきたいと思います。
小篠ゆまのプロフィール
この投稿をInstagramで見る
小篠ゆまさんといえば、日本のファッション界で独自の世界観を築いてきたデザイナーとして、耳にしたことがある方も多いかもしれません。あのコシノヒロコさんの次女として生まれ、まさにファッション一家のDNAを受け継ぐ存在なんです。1968年5月17日生まれで、大阪出身。若い頃からセンスが光り、文化服装学院で学んだのち、パリでは高田賢三さんのアトリエで修業を積むなど、グローバルな感性を育んできました。
帰国後は、叔母であるコシノミチコさんのブランドでも経験を重ね、1998年にはついに自身のブランド「ユマコシノ」を立ち上げ。東京コレクションにもデビューを果たし、着実に実力を示してきました。そして、2005年には株式会社ユマコシノアソシエイツを設立。代表取締役として、舞台衣装からユニフォーム、企業とのコラボまで、幅広いジャンルで活躍しています。
現在は、株式会社ヒロココシノの副社長、そしてHIROKO KOSHINO全ブランドのクリエイティブディレクターとしても手腕を発揮。大学でも後進を育てるなど、ファッション業界の未来にしっかりバトンを繋いでいます。感性とエネルギーに満ちたデザインが、多くの人の心をとらえて離さない理由、わかる気がしますよね。
小篠ゆまの夫や子供は?
小篠ゆまさんが2004年に結婚された相手は、外資系の投資銀行に勤めていた米田精一郎さ
んです。スタイリッシュで洗練された雰囲気を持つ小篠ゆまさんにぴったりのエリート男性ですよね。そして結婚からわずか1年後の2005年には、自身のブランドを運営する株式会社ユマコシノ アソシエイツを立ち上げ、代表取締役に就任しています。まさに、公私ともに大きな転機を迎えたタイミングだったのではないでしょうか。
米田精一郎さんは早稲田大学卒業後、アメリカでもビジネスの最前線を経験してきた国際派。現在は株式会社プランシパルの取締役として、経営コンサルティングに携わっています。そんな米田精一郎さんと小篠ゆまさんは、パートナーとしても刺激し合える関係なのかもしれませんね。
また、お子さんに関しては公にされておらず、SNSなどでもそういった様子が見られないことから、子どもを持たない人生を選ばれた可能性が高いとも言われています。結婚当時は36歳という年齢で、仕事への情熱も絶頂期。高齢出産のリスクなども考えた上で、じっくりと選択されたライフスタイルなのかもしれません。
小篠ゆまの現在と今後
小篠ゆまさんは、今もファッション業界の第一線で輝き続けている存在です。現在は、母・コシノヒロコさんが築いたブランド『ヒロココシノ』の全ブランドでクリエイティブディレクターを務めながら、自身のブランド『ユマコシノ』でも多彩なデザインを発信中。まさに、感性と実力を兼ね備えた女性デザイナーとして注目を集めています。
その活動は服作りだけにとどまらず、映画や舞台の衣装、企業ユニフォームのデザインまで幅広く手がけています。たとえば、エムケイ株式会社や大阪ガス株式会社のユニフォームも、小篠ゆまさんの手によってスタイリッシュに仕上げられているんですよ。
最近では、国際女性デーのイベントに登壇し「Dress for Success」をテーマにファッションの力について語るなど、メッセージ性のある活動にも力を入れています。ファッションの枠を超えて、社会にポジティブな影響を届けようとする姿勢がとても印象的ですよね。
さらに、文化学園大学の特任准教授として学生たちと向き合いながら、次世代のデザイナー育成にも尽力しています。まさに、現場と教育の両方からファッションを支えている立場です。
『ユマコシノ』では、オリジナルプリントのワンピースが大人気。また、「ガラ バイ ユマコシノ」では、ニットやカットソー素材を活かしたシリーズを展開し、日常の中でアートを楽しむというコンセプトを体現しています。デザインに込められた想いや世界観をしっかりと伝えるスタイルも、多くのファンに支持されている理由のひとつです。
そして何より、小篠ゆまさん自身がファッションを心から楽しんでいることが伝わってきます。日々のライフスタイルに彩りを添えながら、どんなときでも自己表現を忘れない――そんな彼女の姿は、きっと誰かの背中を押してくれるはずです。
コシノヒロコのプロフィール
コシノヒロコさんは、日本のファッション界を語るうえで欠かせない存在です。1937年に大阪府岸和田市で生まれ、若くして文化服装学院を卒業。銀座小松ストアーでのキャリアを経て、1964年には大阪・心斎橋に自身のオートクチュールアトリエを設立し、まさにファッションの第一線を走り続けてきました。
1978年には、日本人デザイナーとして初めてローマのオートクチュールコレクションに参加。その後も東京やパリ、上海など世界各地でコレクションを発表し続け、日本の美意識と現代性を融合させた唯一無二のスタイルで高い評価を得ています。
コシノヒロコさんといえば、妹のコシノジュンコさんやコシノミチコさんと並んで“コシノ三姉妹”としても知られ、ファッション一家の象徴的存在。年齢を重ねてもなお情熱を失わず、88歳を迎えた今でも現役のデザイナーとして舞台に立ち続けている姿は、多くの人に勇気と刺激を与えています。
伝統を大切にしつつも常に新しい感性を取り入れるそのクリエイティブな姿勢は、若いデザイナーたちにも大きな影響を与えていて、教育者としても高く評価されています。色彩や素材選びにも強いこだわりを持ち、観る人の心に残るデザインを生み出し続けるコシノヒロコさん。その生き方や哲学には、ファッションを超えた人生の美しさがにじんでいます。
まとめ
● コシノヒロコの基本情報
・1937年1月15日生まれ、大阪府岸和田市出身
・文化服装学院卒業後、銀座小松ストアーに勤務
・1964年に心斎橋でオートクチュールアトリエ設立
・1978年にローマのオートクチュールコレクションに日本人初参加
・88歳の現在も現役のファッションデザイナーとして活動中
● コシノヒロコの家族
・妹はコシノジュンコとコシノミチコ(いずれもデザイナー)
・娘は2人ともファッション業界で活躍
● 長女:小篠由佳について
・神戸松蔭女子学院短期大学卒業後、1981年にヒロココシノ入社
・販売員からスタートし、営業・広報を経て取締役に就任
・2016年にヒロココシノの社長に就任
・ブランド刷新に取り組み、クチュールラインやライフスタイル展開にも注力
・夫や子供については非公表
● 次女:小篠ゆまについて
・1968年5月17日生まれ、大阪府出身
・文化服装学院卒業後、パリで高田賢三のアトリエなどで修業
・1998年に自身のブランド「ユマコシノ」を設立
・2005年に株式会社ユマコシノアソシエイツ設立、代表取締役に就任
・ヒロココシノ副社長兼全ブランドのクリエイティブディレクター
・夫は米田精一郎(経営コンサルタント)、子どもはいない可能性が高い
・映画や舞台衣装、企業ユニフォーム、大学教員としても活躍