【酷評】山崎貴の作品がクソ映画で大バッシング!?ドラクエは失敗作?

山崎貴

日本を代表する映画監督・VFXディレクターである山﨑貴さんですが、作品の中には『クソ映画』と評されるものも少なくありません。

そこで、本記事では山﨑貴さんの作品がそのように言われる理由について調査しました。

山崎貴の作品がクソ映画と言われる理由

山崎貴さんの映画がクソ映画だと酷評されている理由については3つの原因があると言われています。

その3つの理由について迫ってみました。

理由① 原作との乖離

山崎貴さんの作品が「クソ映画」と呼ばれる理由のひとつに、「原作への理解が不足している」という点があります。

山崎監督の作品には人気マンガやゲームを原作としたものが多く、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『STAND BY ME ドラえもん』『寄生獣』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』などが挙げられます。しかし、これらの原作映画には「ストーリーやキャラクターの解釈が原作と大きく異なる」という不満が頻繁に寄せられ、結果として原作ファンの期待を裏切っていることが伺えます。

理由② 期待値とのギャップ

山崎貴さんの作品が「クソ映画」と呼ばれる二つ目の理由には、「VFX技術への期待とその他要素のギャップ」があります。

山崎さんは日本を代表するVFXディレクターであり、第96回アカデミー賞での『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞受賞など、世界的にも高く評価されています。この優れたVFX技術は多くの視聴者に期待を持たせますが、原作ファンの期待に応えないストーリー展開やキャラクターの改変があると、批判の声が上がることが多いです。

たとえば『SPACE BATTLESHIP ヤマト』では、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写版として山崎さんのVFX技術が遺憾なく発揮され、視覚的な魅力やキャストの演技に好意的な意見も多く見られました。しかし一方で、「ストーリーやキャラクターの設定が原作と異なる」「衣装がコスプレのように見える」といった批判も多く、VFX技術の高さとそれ以外の要素が噛み合わないとの声も少なくありません。このようなギャップが、結果として映画全体の評価を下げる要因となっています。

理由③ 感情を煽っている

山崎貴さんの作品が「クソ映画」と評される三つ目の理由は、「感動の押し売り」と感じられる要素にあります。

この印象を強く抱かせた例が『STAND BY ME ドラえもん』シリーズです。この作品では、名エピソード「のび太の結婚前夜」や「帰ってきたドラえもん」などを再構築し、CGアニメーションで描いた感動的な物語が話題を呼びましたが、キャッチコピー「ドラ泣き」が、「感動を押し付けられているようだ」と感じる人も少なくありませんでした。

「ドラ泣き」キャッチコピーが物語の感動を強調しすぎているとの意見もあり、結果的に作品全体が「感動の押し売り」として捉えられがちでした。こうした印象が、山崎監督の他の作品に対しても影響を与え、「クソ映画」と批判される要因の一つになっていると考えられます。

なお、『STAND BY ME ドラえもん』は、第38回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

ドラクエは最大の失敗作だった?

山崎貴監督の作品の中で、特に「クソ映画」と批判されることが多いのが『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』です。この作品は、ドラクエファンに人気の「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案にした冒険アニメですが、原作ファンからの反感を強く買いました。

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が非難される大きな理由は、原作ストーリーの改変やキャラクターの解釈への不満だけでなく、結末に対する怒りの声が特に目立つ点にあります。物語の最後で、観客の「ゲームに対する愛情」を損なうような展開が描かれ、「ドラクエファンの想い入れを踏みにじられた」と感じたファンも少なくありませんでした。

また、作品内でドラクエらしい音楽やCGが良いと評価する声はあったものの、「原作への理解が不足している」「改変が全て改悪に感じられる」といった批判も多く見られます。原作ファンに寄り添う視点が欠けていたことが、結果的に「クソ映画」とされる原因のひとつと考えられています。

山崎貴の作品はクソ映画だけではない!

映画監督・VFXディレクターとして活躍する山崎貴さんの作品には高評価を得ているものも多くあります。以下は代表的な作品です。

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ
西岸良平さんの漫画をもとに実写映画化されたこのシリーズは、昭和の風景を見事に再現し、多くの視聴者に感動を与えました。VFX技術を駆使した昭和の街並みや温かいストーリー展開が評価され、第29回日本アカデミー賞で12部門受賞しています。

『永遠の0』
百田尚樹さんの小説を原作とする作品で、戦争の悲劇や家族の絆を描き、重厚なドラマが話題を呼びました。2015年の第38回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞などを含む8部門を受賞しています。

『アルキメデスの大戦』
三田紀房さんの同名漫画を映画化した作品で、数学の視点から戦争を描いた独特のアプローチが特徴です。VFXを用いた迫力ある戦争シーンや、豪華な俳優陣の演技が見どころです。

『ゴジラ-1.0』
ゴジラ生誕70周年記念として制作されたこの作品は、戦後の絶望をテーマにゴジラの脅威を描き、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。この受賞はアジア映画として初の快挙で、映画の興行収入も日本で75億円、全世界で170億円を突破するなど高い人気を誇っています。

主な監督作品一覧
ジュブナイル
ALWAYS 三丁目の夕日:日本アカデミー賞12部門受賞
永遠の0:日本アカデミー賞最優秀作品賞
STAND BY ME ドラえもん:最優秀アニメーション作品賞
DESTINY 鎌倉ものがたり
アルキメデスの大戦
ゴジラ-1.0:アカデミー賞視覚効果賞

評価が分かれる作品もありますが、これらの作品は多くの視聴者に好意的に受け止められ、映画賞も受賞しています。

まとめ

山崎貴さんの作品が「クソ映画」と呼ばれる理由は、以下の3点に集約されます

原作の改変:原作との乖離が大きく、ファンの期待を裏切るストーリーやキャラクター設定が不評です。特に『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は、原作に対する理解不足として批判されています。

期待と内容のギャップ:山崎さんの優れたVFX技術が期待を高める一方で、ストーリー構成やキャラクター解釈の違いから失望の声が出ています。

感動の押し売り:『STAND BY ME ドラえもん』など、感動を強調しすぎる演出が「押し売り」と感じられ、ネガティブな評価を受けています。

一方、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや**『ゴジラ-1.0』など、技術や物語構成で評価の高い作品もあり、多くの映画賞を受賞しています。

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