2024年10月1日に亡くなった元メジャーリーガーのピートローズさん。
メジャーリーグで最多安打記録を保有しているピートローズさんですが、
野球賭博の関与により、永久追放されています。
今回、そんな事件の全貌に迫ってみました。
ピートローズはなぜ永久追放された?
ピート・ローズは、メジャーリーグの歴史における最多安打記録を保持していますが、その偉業にもかかわらず、彼が野球殿堂に選ばれることはありません。これは、ローズが過去に行った違反行為によって、MLBから永久追放されたためです。
ローズは1980年代後半、シンシナティ・レッズの監督時代に、自分のチームの試合に賭けを行ったことが発覚しました。スポーツマンシップの基本原則に反する行為であり、MLBは厳しい姿勢を取りました。1986年に当時のコミッショナーとの合意により、ローズは自ら野球界からの永久追放を受け入れました。この処分により、ローズは野球殿堂入りの資格も失うことになったのです。
ローズは過ちを認めており、長期間にわたる追放処分に対して復帰を求め続けていますが、現状ではMLBコミッショナーによってその要請が却下されています。たとえ殿堂の理事会が彼を候補者とすることが可能であっても、MLBが彼の復帰を認めない限り、ローズが殿堂入りすることは非常に困難です。
彼の追放理由は賭博行為によるものです。これにより、彼の名前は投票用紙にさえ載ることが許されていません。
ピートローズは野球賭博に関与していた
1989年、MLBのピート・ローズ氏は、シンシナティ・レッズの監督時代に、自らのチームの勝利に毎晩賭けていたことが明らかになり、球界から永久追放処分を受けました。
その後、ローズ氏は2004年に出版した自伝で、初めて野球賭博への関与を公に認めました。
彼は、シンシナティ・レッズの勝利を信じ、毎試合全力を尽くしていたことから「毎晩レッズに勝つ方へ賭けていた」と語り、過去の行動を深く反省している姿勢を見せています。
MLBの歴史において、ローズ氏は最多試合出場(3,562試合)および最多安打(4,256安打)の記録保持者として、その偉業は色あせることがありません。
しかし、永久追放処分により野球殿堂入りの機会を失い、シンシナティ・レッズも彼の背番号14を永久欠番にすることができず、球団イベントへの招待も叶いません。
ピートローズの死因は?
ピートローズさんは日本時間の2024年10月1日に亡くなったことが公表されましたが、
AP通信によると死因については不明とのことです。
ピートローズさんがこれまでに持病や病気を患っていたのかは詳細は不明ですが
年齢的なことを考えると、老衰死ということも十分にあり得そうですね。